ガリオッポ

7月 1, 2025
ガリオッポは、イタリア南部カラブリア州原産の赤ブドウ品種で、地域で最も古い品種の一つとされています。イオニア海沿岸の陽光に恵まれた丘陵地帯で栽培され、カラブリアを代表するワイン「チロ」の中心品種です。力強く素朴な味わいの赤ワインを生み出し、しっかりとしたタンニンと中程度の酸味を備えています。近年では洗練されたスタイルの醸造にも用いられ、熟成の可能性も高く評価されています。
風味
ガリオッポのワインは中~フルボディで、干しチェリー、プラム、ザクロの風味に、土やハーブ、スパイスのニュアンスが加わります。熟成によって、タバコ、革、ドライフラワーのような複雑な風味が現れます。
フードペアリング
ガリオッポは、グリルしたラム肉、煮込み料理、ナスのパルミジャーナ、ハードチーズとよく合います。タンニンの強さと旨味のある性格は、南イタリアのしっかりした料理と抜群の相性です。